岩田レーベル㈱栃木工場見学会
11月19日(金)に岩田レーベル㈱栃木工場の見学会が予定通り行われました。組合からの参加者は青年部の8名を含めて合計21名、またラベル新聞社から鈴木由紀子GMも駆けつけ総勢22名となりました。
13時30分に代表取締役社長岩田真人氏から歓迎の挨拶とスケジュールの説明を受け、その後20分程栃木工場の概要説明がありました。二組に分かれて工場見学が始まったのは14時、約1時間半を費やして全体を見せて頂きました。休憩を挟んで15時半に会議室に戻り、岩田社長より岩田レーベルの創業から現在までの歴史と、指針(ビジョン)をお話しいただきました。「経営の究極の目的はそこに関わっている人の幸せが一番である」という言葉と、売上高に対する経常利益率が13.5%という大きな数字が特に印象に残りました。予定時間を大幅に越えて行われ、渡邉理事長からの謝辞を終えて工場を後にしたのは陽が陰り始めた16時半過ぎでした。
以下は工場見学に参加した青年部の方々から寄せられた感想です。
・受注~出荷にいたるまでの生産システムにおいて、個々の作業内容(製版・検版・生産前準備・刷り出し確認…製品検査・出荷検査・梱包・出荷)は普段何気なく行っている事柄でしたが、それらがシステムとして作業の標準化がなされていることに、とても関心を持ちました。
・ごみ・虫等の混入防止方法も徹底しており、ユーザーへの安心感につながる生産体制は「ラベルでもここまで要求される」という企業の危機管理を感じ、見習うべき点が多々ありました。恐らく、そこに至るまでの試行錯誤は相当なものだったのではないかとも感じました。
・対象顧客が特化されている関係上、品質に対する着眼点は冒頭の説明にあった通り、いわゆるラベルメーカーとは若干異なる雰囲気を感じました。医製品・医薬機器・医療関係についての品質の保証の仕方を勉強できて大変有意義な見学会でした。
(T・Y氏)
・徹底した衛生管理と検品体制に正直驚かされました。また工場の方々の案内や説明の仕方が大変丁寧で、人事教育の素晴らしさを感じました。
・ラベル会社というより、お客様(つまり製薬会社)になりきって仕事を進めている様子は自社にはなく、最も参考になった点です。
(S・K氏)
・製品(商品)を作る姿勢、体制が同じ同業者とは思えないほどかけ離れていた。「すごい」という一言に尽きます。個人的にはその「かけ離れていた」ことを目の当たりにしたので、高い目標ができ良い刺激になりました。
(Y・O氏)